
医師の永田勝太郎先生のご著書『本当は怖い「低血圧」』から、血液循環や血圧の重要性について学びましょう。
私たちの身体には実に60兆個もの細胞があり、血液はその一つひとつに栄養と酸素を送り届け、老廃物を除去してくれます。全身をくまなくめぐる血管や、そこを流れる血液、血液を送るポンプの役割を果たしている心臓は、全て血液循環のための器官です。
人間だけでなく、地上のすべての生物は、この血液循環がしっかりしていて、はじめて生きてゆけます。血液循環のコントロールがうまくいかなくなると、健康に大きな影響が出ます。そのため、血液を全身に送る心臓の力(ポンプ機能)を高めて、全身の血液循環を良好に保つことがとても大切なのです。
心臓の力を高めるためには、コエンザイムQ10が役立ちます。
コエンザイムQ10はすべての細胞のエネルギー代謝に不可欠な物質です。重要な臓器は代謝が激しいため、正常に働くには十分な量のコエンザイムQ10が必要とされます。
コエンザイムQ10は、魚(イワシ、サンマ、サバ、ウナギなど)、肉(牛肉、豚肉、鶏肉など)、卵、野菜(特に大豆、ブロッコリー)などの日常的な食べ物に幅広く含まれています。しかし、少量ずつしか含まれていません。
参考文献:『本当は怖い『低血圧」』永田勝太郎, 2016年
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