エネスポ誕生秘話

ライフ・クオリティ研究所のオリジナル製品は、内科医師の永田勝太郎先生の長年に渡る臨床研究から生まれました。その中でもエネスポは、永田先生ご自身の壮絶な闘病経験の中から生まれたサプリメントです。

 

今回は、永田先生のご著書から、エネスポ誕生秘話をご紹介します。


1999年、医科大学で多忙を極めていた永田勝太郎先生は、突如太ももから下肢にかけて激しい痛みと痺れに襲われて病に倒れます。一時は、医師から「永田先生、あなたはもう一生たてません。歩けません。車椅子も無理です。治療方法はありません」と宣告されました。

 

絶望の中、ヴィクトール・フランクル博士の奥様エリー夫人の「人生はあなたに絶望していない」という言葉を反芻しながら、永田先生は生きる意味を見出し、生きることへ向かって猛然と立ち上がっていかれました。

 

その時にスッポンスープに出会った経験を、ご著書の中で書いておられます。(以下引用文)


 不思議な体験もした。友人があるホテルの厨房で作ったスッポンの缶入りスープを送ってくれた。食欲がなく、何を食べてもおいしく感じなかった私の消化器に変化が起きた。飲み干したところ、「うまい!」と思うと同時に、五臓六腑に染み渡る感じがあった。

 

 いただいたスープを全部飲んでしまった後、近所のスーパーで安いスッポンスープ(十分の一程度の値段)を買ってきてもらったが、その感じはまったくなかった。

 

 ホテルのスッポンスープをなぜ、私はうまいと感じたか、また、味覚は舌が感じるものなのに、あの五臓六腑に感じたのはなぜか、この二点を不思議に感じた。

 

 後に、回復後、この体験をもとにし、スッポンの研究をした。そしてまず、わかったことは、スッポンには必須アミノ酸やビタミン、ミネラルがきわめてリッチに含まれていることである。当時の私は飢餓状態にあった。やせて、筋肉が落ち、サルコペニア(老化や病気で筋肉が減少すること)の状態だった。だから、からだがアミノ酸を欲しがっていたのであろう。人間は、必要なものを食べた時に、うまいと感じる。

 

 また、日本人の小腸にはアミノ酸センサー(神経)があり、それが脳に直接繋がっていることも知った。これが五臓六腑に染み渡るという感じをつくったのであろう。

 

 その後、サルコペニア対策として、スッポンと抗酸化剤を合剤にしたサプリメントを開発した*。これは、難病の患者さんたちの栄養補給に役立っているようだ。

 

*筋肉減少抑制に有効として特許取得

 

『人生はあなたに絶望していない V.E.フランクル博士から学んだこと」永田勝太郎, 致知出版社, 2017, p.81-82


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